2011年12月31日土曜日

科学における知識生産プロセスに関する調査-Q&A


科学における知識生産プロセスに関する調査 

調査票についてのQ&A 

■ 質問票にかかるQ&A 

                           2010年2月16日版 


  Q. (全般) 本調査のねらいは何ですか。

  A. 科学における知識創造過程や科学知識からイノベーションが創出される過程についての、体系的なプロジェクトレベルの実証研究は、日本のみならず世界的にも存在していないのが現状です。本研究では、文部科学省科学技術政策研究所との共同研究により、日米の全分野の科学者を対象とした包括的な質問票調査を行い(日米それぞれ7千名以上を対象)、科学における知識生産プロセスとそのイノベーション創出における日本の構造的な特徴を明らかにする客観データを得ることを目的としています。米国については、米国のジョージア工科大学などの協力を得て、2010年の夏に実施の予定です。これによって、日米のサイエンスにおける知識生産プロセスへの構造的な理解を深めるとともに(具体的論点については http://www.iir.hit-u.ac.jp/iir-w3/reserch/sgk_chosa_gaiyo.html を参照下さい)、今後の科学技術政策への客観的な基礎データを構築することをねらいとしています。

   
  Q. (全般) 私は責任著者ではないのですが、回答の必要はありますか。 

  A. 本調査は責任著者ではない方であっても、基本的な部分の回答が可能な方には回答をお願い申し上げております。ただ、もし本調査への回答者として、明らかにより適当な方が他におられます場合には、科学者サーベイ担当(survey_sci@iir.hit-u.ac.jp)まで、その方の氏名、連絡先(Emailアドレスを含む)をご連絡頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます。

   
  Q. (全般) 私は既に退職しておりますが、アンケートへの回答をした方が良いでしょうか。 

  A. 本研究は、既に公刊された論文を生み出した、過去の研究プロジェクトに関して、調査をしておりますので、現在は退職されていても、ご回答頂けますと大変に幸いです。ご回答頂く方の多様性が高まることは、日本の科学研究の過程を把握するデータベースの客観性と価値を大いに高めることになります。こうした趣旨を踏まえてご協力を頂けますと大変に幸いです。

     
  Q. (全般) 調査対象の論文は、特に、外部資金に基づくプロジェクト研究の 一部で行ったものではなく、アンケートの趣旨に合わないと思いますが、答える必要はあるでしょうか。

  A. 今回の調査は科学研究における知識生産過程全般について客観的なデータを体系的に収集させて頂くことを目的としております。このため、外部資金を得たプロジェクト研究を前提としているわけではなく、全く外部資金を利用しない小さなプロジェクトを含めて、それぞれにカバーすることを予定しております。密接に関連する研究論文が他に無い場合には、当該論文を生み出した一連の研究過程をプロジェクトと定義頂いて問題は全くありません。こうした趣旨を踏まえてご協力を頂けますと大変に幸いです。

   
  Q. (全般) 対象論文は私の最も良い論文ではなく、対象論文の抽出にバイアスがあるのではないか。 

  A. 本調査の対象は、実は論文ではなく、抽出された論文を生み出した研究プロジェクトです(論文は手がかりです)。質問も大半がプロジェクトに関連するものです。したがって、そのプロジェクトが当該論文の他に、より影響力のある論文を成果としてもたらしている場合も十分あり得ると考え、プロジェクトの代表論文を別途、質問の5-1でお伺いしております。また、今回の調査は科学研究における知識生産過程全般について客観的なデータを体系的に収集させて頂くことを目的としております。このため、手がかり論文としては、引用度トップ1%の論文に優先度は与えているものの、大きなプロジェクト、小さなプロジェクト、成功したプロジェクト、それ程ではなかったプロジェクトをそれぞれランダムにカバーすることを予定しております。そのため、研究者各位の最も成功したプロジェクトのみをカバーする設計とはなっておりません。こうした趣旨を踏まえてご協力を頂けますと大変に幸いです。

     
  Q. (全般) IDやパスワードを入力してもWEB調査画面にログインできない。


  A. IDとパスワードは、それぞれ8桁で、最初の2桁がアルファベット、後の6桁が数字からなっています(いずれも半角)。入力いただくIDやパスワードのアルファベット、数字をご確認いただき、再度ログインをお願いします(アルファベットのO(オー)と数字の0(ゼロ)には特にご注意下さい)。

     
  Q. (全般) 「途中で保存」ボタンはどこにあるのか。回答が送信されたか不安だ。

  A. 本調査は全部で7つのパートから構成されており、各パートの最後に「途中で保存」ボタンがあります。このボタンを押していただくと、そこまでの回答を保存・送信して中断し、後刻、IDとパスワードで再度ログインいただいて回答を再開することができます。また、パート7の最後の設問の後には、アンケートの全ての回答データを送信するボタンを押すページがあります。最後に「全ての回答データを送信する」ボタンを押していただくようお願いいたします。

   
  Q. 問1-5 につき、「潜在的に競争相手となり得る研究チーム数」をどのように判断したら良いですか。

  A. 研究プロジェクトを開始した時のあなたの認識として、潜在的な競争相手はいくつあったかをお答え下さい。プロジェクト開始時に、既に競争的に研究開発を行っていた事実が知られていたチームのみではなく、研究を行っている事実の確認は無くてもそれが予想されたチームも含みます。

   
  Q. 問1-7において、対象論文と同じ研究領域における世界全体の研究成果の中での論文の重要性をどのように評価したら良いですか。 

  A. 当該研究領域における科学的な成果としての重要性です。当該分野の世界的な研究者コミューニティーによってもし評価されたとしたら、どのようなランクになるであろうかとお考え頂けますと幸いです。被引用件数や研究成果が産業的な成果をもたらしたかどうかとは、関係はあり得ますが、あくまで科学的な成果に注目して貴方の自己評価をお答え下さい。

   
  Q. 問1-8 研究プロジェクトの研究成果において、論文の重要性をどのように評価したら良いですか。

  A. 問1-7と同じく、当該研究領域における科学的な成果としての重要性です。

   
  Q. 問2-3  ミーティングを通じた研究チーム全体での情報の共有には、顔を合わせるミーティングではなく、インターネット(メールなど)を利用した情報の共有も入りますか。 

  A. 顔を合わせるミーティングと同じような情報共有が可能な程度に組織化されている場合にはそれを含めて考えて下さい。

   
  Q.
 問4-1  職階の選択肢において、選択肢にない肩書きを持つ人はどのように分類すれば良いですか。例えば、大学の名誉教授や企業の研究理事などはどの選択肢に当たるのでしょうか。 

  A. 名誉教授や研究理事など教授クラスよりも職階が上であると判断される場合でも教授クラスを選択して下さい。イ~トの中に最も近いと思われる選択肢がない場合、あるいは判断が出来ない場合のみ「チ.その他」をお選びください。

   
  Q. 問5-4 外部機関との連携で機関数を書く場合に、特定のプロジェクトに複数機関が参加している場合、機関数は1とするのか、すべての参加機関をカウントするのか。 

  A. 実質的な連携関係がある機関は、それぞれ別々にカウントして下さい。

   
  Q. 問5-5(特許出願)で特許出願の有無を聞いていますが、現在出願の準備を進めている場合や、今後特許につながる可能性のある場合はどう回答すれば良いですか。 

  A. 既に出願している場合のみお答え下さい。

   
  Q. 問5-8(ベンチャー企業) 5)で、ベンチャー設立の理由を尋ねています。研究チームが企業設立において主導的な役割を果たしていないので、設立の背景を十分に理解していないのですが、答える必要はありますか。 

  A. いいえ。その場合、「(f)その他」に設立への関与が低い由お書き下さい。

   
  Q. 問5-9 研究プロジェクトの成果が、標準につながるとはどういう意味ですか。

  A. この質問は、研究成果がISO(国際標準化機関)の規格や、JIS(日本工業規格)になりましたか、ということです。実験成果の測り方など、試験・検査方法の開発をされていらっしゃる研究者の方には、それらの成果を公的な場で標準化することが研究の最終目的である場合もあり、特許、論文とならび、標準化も大きな研究成果の一つとなっています。また、ソフトウェア関係の研究者では、作られたソフトがフォーラムなどで標準となることが重要な成果だといわれています。なお、日本語には「Standard」の訳語として、「標準」と「規格」の二つが考えられますが、今回はJIS Z 8002においてより広い範囲を規定する「標準」の用語を使わせていただきました。

   
  Q. 問6-4 4)において、「研究プロジェクト開始時点からさかのぼって、5年以内における異動経験」を聞いていますが、出向は含みませんか。 

  A. 含みません。出向は5)の問いのみに「あり」として下さい。

   
  Q. 問6-4 客員のポジションを新たに得たことは、問い4)の異動となりますか。

  A. 主たる職務に変更があった場合にのみ異動として下さい。

   
  Q. 研究プロジェクトの管理には直接携わっていなかったので、研究資金などの項目には回答が困難であり、回答を完了することができません。どうしたら良いでしょうか。 

  A. 当該論文をもたらした研究プロジェクトの管理に直接携わって来られなかったので、「当該プロジェクトに要した全労力」など、一部の入力が必須となっている質問に回答出来ないために、先の質問画面に進めないとのご指摘を賜りました。そのような事情でご回答が難しい場合には、以下の質問について「不明」であることを示すために、各回答欄に次のようにご記入頂くようにお願いします。ご面倒をおかけして申し訳ありません。
・ 質問3-2 研究プロジェクトに費やした「全労力」が不明の場合は、回答欄に
  「999999」を入力してください。
・ 質問3-3 研究資金が不明の場合は、「(g) 10億円以上」をお選びになり、その
  右の回答欄に「9999」を入力してください。
・ 質問4-3 プロジェクトのために特別に雇用されていた研究者の数が不明な場合
  についても、回答欄に「999」を入力してください。
・ 質問5-1 研究プロジェクトがもたらした論文数につき、
  1) 日本語、英語、その他の言語での論文数が不明の場合は、各回答欄に
    「999」を入力してください。
  2) 代表論文(最低一つ)が不明の場合は、<論文1>の中のいずれかの回答欄
    に「不明」を入力してください。